きょうのよりみち

身の丈、ときどき背伸びの日々。

転勤と引っ越し

f:id:yorimichinote:20200905153245j:imageこんにちは。よりみちです。幼い頃から数えると、なんと9回目の引っ越している。じぶんでもびっくり。地元で2回。上京して3回。結婚して新居へ1回。転勤で2回。今のマンションを買って1回。秋の転勤シーズンがやってきました。夫は転勤を伴う営業職。わたしは引っ越しの多めの人生なので、転勤族と結婚することにも抵抗はうすめだったけれど、娘が小学生になった今は、これからどうしよう。結婚して、関東で2年、大阪に4年。娘が年長の秋に、また関東に移動することになりました。毎年8月末に発表されるのです。この秋は、我が家は移動がありませんでした。転勤制度、いつまであるんだろう。私は仕事をやめていたので、すんなり引っ越したけど、もし仕事を続けていたら、本当に悩ましいと思う。子どもが小さいうちはいっしょに暮らしたいけれど、単身赴任をお願いしたいかも。家庭の事情も異なるし、それぞれの選択をしなくてはいけない。人生、山あり谷ありですよね。どうしてもうまくいかない時もある。そりゃそういう時もあるってことで受け止めたいけれど、受けとめて成長したいけれどーーー。そう簡単に割り切れることばかりではないし!ふぅ。

単身赴任という選択もあるけれど、我が家はまだ未体験なので、これから転勤あるかもという人、転勤族と結婚する人、転勤はないけどどんなかんじ?という人に向けて、「とりあえずいっしょに転勤してみたよ」をお伝えします。

ついて行くと決めたなら、なるべく楽しみたい。どちらも一長一短あるけれど、じぶんの決めた道で、なるべく家族がこころ健やかに暮らせるよう試みたいとおもいます。まず、お引越し編。

 

 

転勤が決まったら

初めての転勤先は大阪でした。これまで旅行でしか行ったことがなかったので、ドキドキ。まず、大阪について知りたいので、本屋さんでガイドブックを一冊買ってみました。自分がいつも使うお店と、好みのお店はどういうところにあるのか、Google マップにチェックしておいたり。インスタでその土地のイベントやお店情報に詳しい人もフォローして、新拠点での楽しい情報をキャッチできるように。そして、大阪出身の友人にも、エリアの相談。一応インターネットでも暮らしやすさや学校の評判も検索するけど、人によって感じることが違うので、そういう意見もあるんだなと、程々に参考にさせてもらう感じ。誰の感想かわからないし、同じ学校に通っていても、学年やその年のクラスによっても様々なので、さらっと。

会社によっては、社宅があったり、会社で契約されている指定の物件に住む借上社宅などがあるそう。我が家の場合は、会社が指定の不動産屋さんで好きな物件をさがして、会社名義で契約。会社都合の引越しを伴う場合は、家賃補助がでるパターンなので、エリアによって上限が異なりますが何割かを会社が負担してくれます。残りの自己負担分が毎月のお給料から引かれていました。上限内と言っても、上限に近くほど自己負担額も増えるので、要注意。固定費はなるべく抑えたいし、なるべくなら心地よい家に住みたいし、バランスが大事。

 新居は一泊二日で探しに行きます。あらかじめ希望のエリアや駅を絞り、物件資料を送ってもらった中から目星をつけ、一日目の午後に内覧スタート。新築物件はあっというまに資料だけで決めちゃう人もいるらしく、すでに決まっていました。すごい!その潔い決断力!

 

希望の優先順位を明確に

  1. 駅近10分以内(できれば5分以内)
  2. 日当たり・風通し良好
  3. 開放感

我が家の場合はこんな感じ。夫は和室がLDKにくっついてることに違和感を感じるらしくNG。私は、建具がシンプルなところがいい!他の家の人からすると、え!なんで?っていうどうでもいいポイントだけど、ありますよね。そういうの笑。

あとは、シンプルで圧迫感のない家がいい。とはいえ、当時の住まいは、結婚して引っ越した1LDKの築浅アパート。きれいだけど、狭い。ゆえに、どこもとりあえず広く感じました。選ばなかったけれど、窓から太陽の塔がみえる物件にも心惹かれました。ひゃー。大阪っぽい!と大興奮。案外、資料やウェブ上で見ていいなと思った物件と、実際に見ていいなと思う物件は違うもので。足を運んだからのこういう発見も。この1日でピンとくる部屋に出会えたらそれはスーパーラッキーじゃないかな。とにかく、綺麗なところ!新しいところがいい!という人は、急いだほうがいいかも。築浅物件は見ている間に、どんどん埋まってしまったり、希望が重なる人気の部屋はオーナーさんの審査になることも。(貸す方は、トラブルなくきれいに使ってくれそうな人の方がいいしね)たくさん見て、夫とお互いの感想をすり合わせて、そこそこ気に入った物件を翌日もう一度見て、決めました。あちこち移動するので、夜にはもうクタクタ。美味しいもの食べに繰り出そ〜♪なんて元気は残っていません。たくさん見ると、どれがどの物件だったか、ふんわりとしたイメージだけで思い出せないですよね。写真を撮らせてもらっていたのでそれを振り返りながら相談。いいところと気になるところもメモしていたので、そこも合わせて。何年住むか分からないから、ゆずれるところ・ゆずれないところをしっかりと。

さて、決めた家は、宅配ロッカーはあるけど管理人室もないし、本当に簡素。外観も全然イケてない。でも、10階角部屋、南向きリビング。大きな窓とベランダが南側にも北側にもあり視界が開けていて羨望良し。2LDK・80平米と広いのがポイントでした。室内の玄関が広いのでベビーカーで寝ている娘を起こさず、そのまま寝かせることも可能。(アパート二階、エレベーターなしに住んでいたので、コレ、大事!)さらにその玄関横にベビーカーやゴルフバックもしまえるウォークインシューズクローゼットがある!食洗機もディスポーザーもない。洗面所とか、お風呂とか、全然オシャレじゃないんです。が!それに負けない、絶対ここがいい!という魅力的な収納と開放感の大阪の家でした。分譲ではなく、賃貸マンションだったからなのか、本当にシンプルで。

ここは馴染めないんだよな〜と思った物件は、販売当時のどうです?素敵ですよね!っていう時代の、こだわりのデザインが施されていて。おしゃれポイントで取り入れられたであろう出窓も、わたしレベルだと、うまく活かせず実家感漂う空間にしてしまう。。備え付けの一本脚の大理石のミニテーブルとか、建てられた当時、流行ど真ん中・イチオシのこだわり部分がひっかかり、強敵でした。すごくいい立地で残念だけど、手持ちの家具の雰囲気と合わない。でも、家具を一から揃える人や、バブリーファッションにハマっている若い人にはたまらないワクワク物件なのかもしれないな。うーん!住まいって楽しいな。家探し、同行したいわ〜。家探し、同行しますって需要あるかな?すでにそういう仕事もあるのかな。不動産屋じゃなくて、そこに利害関係のない趣味の第三者が居住者目線で相談に乗る。でもコロナこわいしな。おっと、脱線しまくりですが、さて、我が家。キッチンに窓があったのも決め手でした。また大阪に住むなら、同じ部屋でもいいな笑。

 

転勤族が多い街

子育てもしながらの住む場所は、「転勤族が多い街」が住みやすいと思っています。お子さんの年齢にもよるけど、住む場所によって出会う人・関わる人が変わってきますよね。出会う相手が転勤族との付き合いに慣れていているだけでも、気持ちはずいぶん楽になるなぁと思いました。

転勤族の多く暮らす街の子どもたちは、転校生や転入生に慣れているから。出ていくこと、見送ること、入ってくること、受け入れること、が日常的に繰り返されていて。出て行ったけれど、「また帰ってきたよ〜」なんてこともある。「全然めずらしくない」ことが、ありがたい。保護者も子どもたちも先生も、慣れている。転入生って受け入れる側にも、影響があるし、これまでの関係性が変わったり、自分の居場所がなくなっちゃうかも〜って不安が生まれると優しくできないこともある。

わたしも、小学校に入学するときに、祖父と同居しようと田舎へ引っ越しました。いろんな保育園、幼稚園から子どもが集まり、「初めまして」な関係が始まる入学のタイミング。ところが、そこでは入学の時にはすでに関係が出来上がっていた。1年生から6年生までのほとんどが、みんな小さい頃から同じ保育園で育ってきた子たち。よそ者は、よそ者感半端ない。(思っていたワクワクの一年生と違うや〜ん!)女の子でうまくやれていた(ように見えた)のは、同学年が「今まで女子ひとりだったの〜!」っていうパターンくらい。でも、受け入れる側の子も、どうしていいかわからないし、突然来られてびっくりだし、困っていただろうな。ごめーん!

特別ライバル視して攻撃的だった子は、今思うと私によく似ていたんだと思う。得意なことや、性格や、だから不安になっちゃったんだとろうな。高校生くらいになって、それぞれに得意なことや好きなことができて、今では大人なので普通に仲良しです。あの頃の私にひとこと言えるなら、その子のことを大事にしてみて。いいとこ見つけて、ほめて、ほめて、優しくしてみて。仲良くなれるかも。いや〜、無理かな。心のシャッターはそう簡単に上がらない気もする。幼いわたしは、みんな仲良くなんて無理だよね〜。気が合わないものは、合わないよね〜。クラス替えがないの、しんどいな〜。と、じぶんの不器用さや意地悪さはすっかり棚に上げて、早く大人になりたいな〜と思っていました。でも、本当に、大人になるとずいぶん楽しいじゃないか。じぶんもみんなも成長するし。シャッターも上げたりおろしたり、上げたふうに透明シートでバリアしたり。

転勤族の多い街は、結局のところクラス替えにプラスで人間関係の新陳代謝があるってことだから、子どもも暮らしやすいのかも?そりゃ、人それぞれか。笑

みんな、大人も子どもも、安心して、やさしい気持ちで暮らせるといいなって思います。

 

関東への転勤が決まった時は、さみしい、うれしい、さみしい、うれしい、と気持ちが行ったりきたり。そして、新居探しは本当に大変でした。周りからも、関東の部屋探しは大変だよ〜と聞いてはいたんだけれどね。今日は長くなってしまったので、この続きはまた今度。知らない土地での生活に心がふさいでしまうこともありますよね。そんな時の、新しい街を楽しむコツ、人付き合いのコツ、コツと言えるか分かりませんが、感じたことやちょっとした発見も書いていきたいな。書けるかな?笑

インテリア、家、(いろんな街に)暮らすことが好きなので、転勤が決まるとお別れも寂しいけど、どちらかというとワクワクしてしまうタイプです。大阪の公園で知り合った友人と、井の頭公園で遊んだり。わたしの地元に転勤になった子と帰省中に会えるようになったり。人とのご縁が広がるのが楽しい。でも、家買っちゃったしね。今後はどうしようね。一応、転勤についていく場合も考えて選んだこのマンション。最初から売ること、貸すことも考えながらのリノベーション。かわいいマイホーム。ずっと住めたらいいな。大事に住んでいきたいな。

こんなに長くなってしまい、ごめんなさい。貴重なお時間とやさしいお気持ち、ありがとうございます。次回はもう少し短く!

では、また。

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